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統合失調症は精神分裂病の病名の聞こえが悪く統合失調症になっています。原因はドーパミンの異常分泌やグルタミン酸や遺伝も疑われます。統合失調症は薬物治療が先でその後心理療法(精神治療)に移行する治療が基本の統合失調症は症状も様々。陽性症状と陰性症状があり、統合失調症の前には発病の兆候やサインも見られるようです。また再発のあるのも統合失調症の特徴です。統合失調症は病人患者本人だけでなく周囲の家族や知人の支えや病気の理解が大切です。
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紙屋研究所の歪んだ性愛観(9)
これは私が実際に体験した出来事ですが、知人の統合失調症患者が医師に無断で向精神薬の投薬量を減らしたことがあります。ところが、案の定というか減薬の結果として病態が悪化。すると、この知人は自分で自分が飲む薬の量を勝手に減らしてしまったことを ...(続きを読む)


統合失調症の脳では,ドーパミン神経が過剰興奮していると言われてきた.。
統合失調症の脳では,ドーパミン神経が過剰興奮していると言われてきた.。それが原因なのか結果であるのか,いまだ議論は続いている。「ドーパミン仮説」は,1970年代に誕生して以来,統合失調症の病態仮説として批判と修正を受けながら生きのびて来た。 個人的体験として,ドーパミン仮説に思い出がある。留学先の研究室で,曽良一郎先生が,薬物依存研究のために遺伝子改変動物を作っていた。妻が曽良先生のグループで研究をしていて,週末になると子守りで手の空かない妻から頼まれ,よく注射をしに出かけた。遺伝子改変によって,細胞外のドーパミン濃度が10倍に増えていると聞いた。はたして,鼠にも幻聴や妄想は湧くのかしらと空想が膨らんだ。遺伝子型を聞かなくとも,改変鼠はすぐ見分けがついた。ひときわすばしっこく,やっと捕まえた手の中でもやたらと暴れまわる。そのとき,ドーパミン仮説への批判に,陰性症状(感情の平板化,意欲低下など)が説明できないと言われていたのを思い出した。確かに,目の前のドーパミンにあふれ返った小動物の姿を,病室の片隅で物思いに沈む病者のたたずまいと重ね合わせることは難しく思えた。 ドーパミン仮説への反省からスポットライトを浴びたのは,グルタミン酸仮説だった。1980年,Ulm大学のJ.S. Kimらは,統合失調症の髄液でグルタミン酸が低下していることを報告した。これが,統合失調症でグルタミン酸神経異常を提唱した最初である。ところが,その後の研究で同様の髄液所見が再現されない。代わって,現在のグルタミン酸仮説では,麻酔薬として開発されたフェンサイクリジンが,統合失調症とそっくりな精神症状を副作用に持つことが中心的根拠とされている。フェンサイクリジンの副作用が初めて報告されたのは,1959年までさかのぼる。それから23年後,フェンサイクリジンはグルタミン酸受容体を阻害することが報告された。その後,他のグルタミン酸受容体阻害物質も,統合失調症様症状を引き起こすことが分かり,グルタミン酸神経機能が低下すると統合失調症が引き起こされるというグルタミン酸仮説が提唱された。1989年には,フェンサイクリジンを投与された実験動物で,統合失調症と同じ神経生理学的異常が報告されている。さらに,連鎖解析で絞り込まれた4つの染色体領域から,昨年相次いで遺伝子が同定された。それらが4つともグルタミン酸神経と関連していた。グルタミン酸仮説の信憑性はどうなのでしょうか?信頼できますか?(続きを読む)


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